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ひきこもりについて
(2003年2月19日)
 
人の支えが心を強くする
 

SCSのささえは、来てくださる方々がいるからです。来てくれる皆様が、作り上げている集団です。昨年は全国引きこもりKHJ親の会にボランティアで関わらせていただきました。KHJも親の皆様のささえで活動しています。国会のひきこもり議員連盟設立まで、代表はじめそれぞれの方の力でこぎつけました。

人間のこころは年齢に関係なく、か弱くて無防備、精神的基盤などもなく、不安定でコロコロ変わりやすい。人のこころはとても淋しがり屋、孤独感には耐えられない。どんなに厳しい修行をしても、絶対に強くならない。鍛えて強くなるのは筋肉だけ。

ではなぜ修行するのか、人間の心がとても傷つきやすく、か弱いということがわかるから。だから自分の心も相手の心も大切にできる。人の心の痛みがわかるから。

こころはか弱くて変わりやすい。しかし支えがあれば強くなる。だからこそ、その心が恋を生み愛を生み出すのでしょう。心は黙っていては、少しも相手に伝わらない。言葉や態度によって表さないかぎり伝わらない。正確に心のうちを相手に伝えることは不可能なこと。黙っていて相手に伝わらないから安心していられることもあります。

私はスクールカウンセラーをして、中学生の心はどのように育っていくのか見ていると、中学のときは、正反対の人とも話したり、つきあったりして、自分の支えになる人とならないひとを、区別するようになって、高校になると1人でも友がいれば何とかやっていかれます。

心理学で分化度というのがあり、人は一人だけで生きているのではなく、自分を支えている人がいるという意味です。赤ちゃんは生まれたとき、赤ちゃんを支える母と父、祖父に祖母などに分化していきます。だんだん大きくなって、先生、友人と増えていき、その人がたくさんの人の支えがあるほど分化度が高いというわけです。では皆様、自分を支えてくれる人は何人いますか?誰でしょうか、誰もいないって、そんなことはない。少しでも支えてくれれば、それは支えているということです。しかし、自分を支えてくれているはずの父や母の心もとない言葉で傷つき、支えてくれる人をまちがえたり、いないと勘違いをしてしまっているのではないでしょうか。仕事へいっても、自分を支えてくれる人を作るのがうまいとやっていけます。

2003年2月19日 SCSカウンセリング研究所代表 池田 佳世

 
 

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