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夏が終わって、秋深くなる頃、思いました。
冬生まれの私は、いつも夏に憧れ、ハッスルして、夏の出来事で運命が変わるように思うのです。夏は私にとって出会いの時でもあります。
今年の夏は、突然目がおかしくなり、線が二重に見えるようになったのです。
変だ変だと皆に言っていると、ある人が、父が倒れた時の前兆に似ていると言うのです。
いつも動かない夫が息子に電話をかけ、勤めている病院へ車で送ってくれ、MRIをとりました。横浜の病院へ二重に見える階段を昇り降りして、座り心地のよい新幹線を使ったりしました。眼が見えなくても、人間は習慣の感覚で動けるものだと気が付きました。
1ヶ月して、どこも悪くなくあとはストレスしかないという息子の言葉に、ストレスなら私の分野で、そう慌てることはないと思いました。この1ヶ月間、病院の手厚い処遇にあらためて息子を見なおしました。
一家でアメリカに行くときは、行きはよいよいで、日本に帰ってきて、息子が小学校5年6年でいじめにあい、もちろん先生は頼りにならず、何も言わない息子が帰って来た切羽詰まった空気を感じ、じっとしていられない母の私が動きまわって、嵐のような時を過ごしました。
なぜ彼はひきこもらなかったのか?今考えてみるととにかく出きる事は何でも実行し、それが成功するという予測を考えるより、息子の味方になってやり続けたことが大事だったのでしょうか。もちろん彼は私の動きに怒っていました。カウンセリングという存在も知らない前の出来事でした。
今、自分で乗り越えてきたと思っている彼を見て感無量です。いじめがなくなっても、成績は1、2、1、2でした。よいところを伸ばすと、悪いところは自然になくなっていくというカウンセリングの法則によったものだと今思えるのです。
結局目はビタミン12の服用と気功養生のエステで1ヵ月後に治ってしまいました。幸いにもSCSのスタッフも育ってきて、居場所も充実してきて、私の素敵な恋人達は、毎日けなげに生きていて、ボーっとしている私の目をさましてくれます。「楽の会」のボランティア電話相談も全国からかかり始め、どんどんやりたいことが出てきます。「楽の会」の居場所も、若者達の自主グループで、それを見てくれる親達の手をつないで充実させていきたいと思います。
いろいろな方々が、色々なところで手を貸して下さって、その輪が出来ていき、いろいろな世界が開けていく不思議さを感じ、私も皆様に生かされているとつくづく思える今日この頃です。
2003年12月2日 SCSカウンセリング研究所代表 池田 佳世
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