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ひきこもりについて
(2006年3月27日)
● 引きこもり回復過程を考える4
1、親が本人に無条件の肯定的関心で居る
2、本人の自己表現能力をつけるため親が話をよくきく。
3、本人の対人恐怖を少なくするために人を家に入れる
 
回復過程7 : コミュニケーションの旅(親のフォローが必要)
買い物くらいの外歩きから、たまたまバイトにいけるようになってもっと人間関係の近い人との接触がはじまった時、家庭の親子関係の距離感しか体験できていないので近づきすぎたり、たまたま良い人にめぐり合った場合はラッキーだが、ほとんどの場合とまどってしまう。傷ついて帰ってきた子を癒すのが家族であり親でしょう。

この時期いろいろな人と会い、いろいろな人を見て力をつけていく青年もあり「あなたは正しい、他の人が間違っている」とフォローしてください。そのうちにわかるようになると思います。居場所に出たり入ったり、父の怒鳴る姿を居場所で再現して、ひんしゅくをあびたり、自分の過去のトラウマのような人間関係と思って、居場所は自分の行く場所ではないと言ったりする。
 
回復過程8 : たまり場の使い方
自分からたまり場(居場所)へ行きたいと思った人は数少ない。そのような人はどんどん居場所で友人を作り活躍できる。ほとんどの人はそんな特別なところへは行きたくないと思いながら足を入れてしまう。

一回は引きこもってから身辺に他人と一緒にいたことがなかったので、対人恐怖になっている。そのため、苦しくて、苦しくて、もう行くものかと親に言ったりする。もう行くものかと初めての居場所から帰ってきた青年に言われた親はがっかりしないで、「そんなに嫌だったの?」と話をよく聞きましょう。話せばまた行くようになる。

1、目的指向型

たまり場、居場所に入る時、人間関係の再構築と思って入るより「カラオケが好きだから」とか、「絵が好き、音楽が好き」とかスポーツではいる方が辛くない。カラオケを上手に歌おうと思って一年練習してくる人も居るが、皆の中で、すごく上手で、それはそれで自信になるようです。そこから、カラオケ仲間の○君「マイクを取りっぱなしで不公平だ」とか、酔い潰れて困るとか、文句をたくさん言ってくるうちに相手も許せてくるようです。生きた人間関係の中で、何かを得て楽しむ人も居るし、嫌だと言ったりしてくる人もいて親に話せている人ほど、自分と違う存在が早くわかっていくようです。

2、人との充実感指向型

何も目的がなく、将来も良いことがなさそうという人は、まず夢を作ろうと提案する。しかし夢もない人の場合は、人との充実感が一番の魅力。まず母が子が小さかった頃、抱き合って幸せだった様に、子どもも幸せだった。今は30歳の息子でも、とても寂しいので外人のように抱き合うことが出来たらと思います。親が逃げると子はどんどん寂しさが増します。それを居場所で求めるのは無理。しかしスタッフに甘えたり、友人同士で距離の近い人に近づいたり、癒されたりしたいのです。親が講座に通って子どもへの対応を修復されるのが一番の早道と思われます。

3、たまり場でのフォローの仕方

とにかく本人の事をよく聞き、ガムテープの母、本人が心にためないで、外に出しているのが良い。それには聞く、親は何も言わずただ聞く。指示、命令、助言、全て駄目。自分で言ってみて気がついて行くのです。口で言わないで体験させてください。ただ親はほめるだけでいいのです。心配して余計なことは言わない。親を喜ばせたい子供たちですから、親の一言で順調に行っているのが崩れます。

(続く)

2006年3月27日 SCSカウンセリング研究所代表 池田 佳世
 
 

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