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(2006年8月15日)
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| ● 引きこもり回復過程を考える5 |
1、親が本人に無条件の肯定的関心で居る
2、本人の自己表現能力をつけるため親が話をよくきく。
3、本人の対人恐怖を少なくするために人を家に入れる |
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| 回復過程8 : たまり場の使い方 |
3、たまり場でのフォローの仕方
週一回のたまり場になじんで来ると、週2になり、週3になり、アルバイトに行かせたくなる親がいるようだが、毎日はまず無理。それに人間関係が出来ているか聞いてみいてほしい。メールで友人と話し合っているか。居場所はスタッフがいるので、皆スタッフに話しかけている。2人関係は話せるか。3人関係になるとつらくなってしまう青年が多いことを親は理解しましょう。家の中で自分のことを云えるようにして、外でも自分を理解してもらえるように自己表現が出来れば、楽になる。自分のことばかり弾丸トークして、一方的な会話になる人もいる。帰ってきて、いやだったことをよく聞いてあげると、又行ける原動力になる。1対1の2人関係が出来ない青年が多い。3人関係になると、自分を抜かして、2人がしゃべっているとか云う、昔のトラウマにはまっていやだった過去にとらわれていたりする。そのような時は家に帰って「こうすればいいのよ」などと指示するよりも、話をよく聞いて、ああそんな気持ちなの、今度は自分でも受身にならないで云ってみようという自己表現力をつける態度に親が変化しないと子供もなかなか変化しないもの。
たとえば十代の頃集団の中で「皆が僕のことを見て、こそこそ自分の悪口をいっていた。つらいので、その集団にはいかなくなった。」この場合親がいやな思いをしても、事なかれ主義でいたほうが、結果がいいという人間関係をしていると、子供はそれを2倍3倍ぐらいおこなうようになる。親は云わなくても何とか生きられるが、子供は云わないでたまってくると、苦しくなり、不安定になり、何を見ても自分が疎外されていると思うようになる。この場合親の態度の変化で「何でも云ってみよう」という方針になると、子供の変化が期待される。何でも云っても、はじめは勇気が必要であるが、云い方で相手はそれほど感じないもの。むしろ自分の中がスッキリしてこんなに良い効果があったかとびっくりする。何でも云ういいかたも、子供が上手になり、相手を傷つけず、自分がいいたいことを云うことが出来れば「我がまま」な人生になり、社会的に自由を勝ち取ることが出来るわけである。
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| 回復過程9 : 仕事場への出発 -そろそろアルバイトがしたくなる- |
1、他人の飯を食う
元気になってきたから、そろそろアルバイトでもと親は考える。知り合いのところの方が何かと便宜を図ってくれるから良いのではないかと思うのが親心。しかし親戚の会社に入れてもらったりした子はほとんど結果が悪い。相手も気を使って、遅刻をしても、ドタキャンしても、我慢して甘くしているが、何回か続くと、我慢していただけにとんでもなくつらく当たるか親に云う。親も傷ついて、その言葉もそれを倍にして子供にいったりする。一週間でも一ヶ月でも一年でも失敗は失敗。本当にがんばっても長くいた子はもう立ち上がれなくなってしまっていることを親も親戚もわからない。他人の会社なら一日でも相手が悪いと終わらせることができ、本人の傷にはならないし、電話をかけても、ハローワークへ行ったりして、職を探すはじめからの練習も出来る。どんな職が入りやすいかも身をもってわかってくる。何時も、この時失敗した時親の励まし(フォロー)が必要、よくやった、自分が良い職場を探す感性があるほか、いろいろ親側の工夫が必要。
2、面接フォローの仕方
まず、履歴書の書き方、何年〜学校卒と書いていくうちに空白部分が出てくる。引きこもりを否定的に考えていると質問されたときに困る。書いても堂々と何を勉強していましたと言えばよい。たいていは何回かやったアルバイトを書いてフリーターとしてしまったりする。面接できちんと言えるようになるまで、スポーツ感覚で体を使う。掃除2、3時間する人が着実である。これには日曜日に新聞に入っている折込で、月、火、水ぐらいにかけるとどれかに入れる。そして2、3時間スーパーの開店前の掃除ぐらいから始めて、社会を見て回ることにするのが良いようだ。パートのおばさんに親切にされたり、それを親は面白く聞いたり、母などもやってみるのも子供への励ましになる。
はじめから事務職を目指している場合、資格を取ったほうが入り易い。事務職といえど、掃除くらいは出来るようにしておかないと、職場の役に立たない。派遣から始めるのも良い方法である。
3、職場でのフォローの仕方
引きこもっている間、家事を全部出来るようにしておくと学習会でよく話す。毎日有難うといってもだんだん心が入らなくなる。それには、子供にはいいよというお金をつけて成功している親もいる。
たとえば、食事の後の洗い物でも、200円でも、10日で2000円、1ヶ月で6000円になる。コップの洗い方もきれいに洗うことが必要になる時が来る。
職場の状況を親に話すようになっていることがコツ。それには「良いことも悪いことも同じ態度で聞ける」親になっていれば、よく話す。まず上司がどんなに非人間的か、きっと注意されているだろう親は心で思ってひどい上司ねと共感的になることが大切。周りの人間もひどい人のようであることが親に云えれば、職場にいられるようになる。とにかく、自分の下へ皆ひどい人にして引きずりおろしてしまうと、居られるようになるようである。
2006年8月15日 SCSカウンセリング研究所代表 池田 佳世
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