2017年度:オヤジの会 第8回「回復に連れ、親は何度も行き詰まる。夫婦で取り組むのが理想だが」

ここ最近は新しいお父さん達のパワーの影響か?、内容が濃くなったからか?、参加者の数が安定して増えてきております。


そんな今日のオヤジの会、テーマは「回復に連れ、親は何度も行き詰まる。夫婦で取り組むのが理想だが」。

 

とっても、示唆的なタイトルですが「なぜ、行き詰まるか?」。ここを考え始めるところからスタート!

  • 親が期待しちゃうから
  • 少しよくなると、もっと!と思うから
  • つい、世の中の良いとされる(思い込んでいる?)基準に引っ張りたくなる

などなど、お父様方から正直な意見が出てきます。

 

ここで、一人のお父様の事例が、お父様本人の口から語られました。

都内の有名進学校に通う“「親としては安心してみていられる様なお子さん」がその後、壮絶にひきこもったケース”です。

このお父さんは、ひきこもり青年の為のイベント(保護者も参加可能ですが基本は青年用)のキャンプやBBQ、ハイキングなどにとにかく良く参加される方でした。

 

このブログをお読みくださっている、お父様やお母様方。なぜ、このお父さんは“(多くのお父さんが避けるであろう)青年のイベントに率先して参加した” かわかりますか?

 

そのお父さん曰く…

  • 元気になっている青年が親に何をしてもらったのか。
  • 親に何をして貰って嬉しかったのか。
  • 復活の過程で、親に対してどんなことを思ったか
  • ここまで元気になった今、親に何を求めているか。

こんなことを、「(息子と同じ様に壮絶にひきこもった経験ある)直接本人に聞けるから!」だそうです。

 

ひきこもりに限らず、我が子の復活にはある程度時間がかかる覚悟が必要になります。

よって、少しの変化に親は安堵し、“もっと”を求め、子はそれをバネにはできず後退したりすると行き詰まったり。

 

大切なのは、我が子の復活の過程で“親は行き詰まることがある”ことを知っておくことです。

行き詰まった時に、親自身にどう言う引き出しがあるか。もっと言うと、その引き出しにどんな知識・知恵が入っているか=成長しているか

 

こう言うことのためにも、親の講座はあるのです。

上記のお父さんはまさに、引き出しを増やし続けたからこそ、安定した結果がでているのです。

 

余談ですが、最近では SCSの評判を聞きつけた親御さんらから(病院や支援施設で断られた)境界性人格障害などパーソナリティ障害の案件も増えております。

 

親が正しい方法で取り組み継続していけば、“引きこもっていても”、“境界性”や“心の病気として確定診断がついていても”、彼らはちゃんと回復し・人生を復活させ、自己実現の道を歩いてゆくのです

 

 

それは、親が取り組んでこそです!!

 

 

…ちょっと、熱を帯びるブログになりましたね。

 

 

混乱・錯乱・長期化・暴力化・確定診断がついていても“ 我が子の復活を望む親御さん ”、SCSをノックしてみてください

 

追伸

同じテーマに取り組む親御さん同士の懇親会もほぼ毎回開催。振り返りだったり、愚痴だったり、吐き出すことって大切。そうしてご自分のお気持ちを新たにしていらっしゃる様でした。

 

 

スタッフ 桝田智彦

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