ひきこもり、不登校他には ”親の取り組み” は必須

明けましておめでとうございます。

SCS は今年も変わらず真摯に ひきこもりや心の問題に苦しむ青年とご家族の支援に努めてまいります。

 

年も明け、ひきこもり親の講座も新年度がスタートしました。

1月16日(母親講座)、1月18日(おやじの会)は両日ともに「ひきこもり、不登校他には ”親の取り組み” は必須」がテーマでした。

 

 

 

ひきこもりになる青年や不登校児童の多くは、非常に感覚が良い子なのです。この良い気質は時に人に配慮したり、忖度したりと「親の思い・願い、(親が)子に求めるもの=期待」を敏感に察知してしまう機能があります。

 

また、親が(諸事情あるかもしれませんが)「子の心に寄り添う様な養育をしてこなかった場合」、子どもなりに親に気を使って“ (親に)言わない・頼らない “と言う選択をして生き続けるのです。言ってみれば、彼らの感覚の良さが裏目に出てくると言うことになります。

 

そうすると何が起きるかと言うと、(人や親の期待に応えるべく)一人で頑張り続ける訳です。

 

こう言うことをお話しすると、「私だって、俺だって 頑張ってきた!」とおっしゃる親御さんがいらっしゃる。

 

忖度せずに言ってしまうと、「それを言っちゃう時点で、(お子さんよりも)感覚が良く無い(笑)」。

 

 

 

親に気を使い、配慮し、期待に応えようとすると、(親子とは言え)当然に他者基準で生きることになります。

すなわち「自分の欲求(意志)」を心の奥へ押しやり、場当たり的な(対処的な)人生となっていく。

そうしますと、自分の人生でありながらハンドルを握っている感覚がありませんから、急に責任が付与されストレスが強くかかる大学や就職のあたりでガス欠となるのです。これはひきこもりの初発年齢が20歳前後であることと一致するわけです。

 

彼らの心が限界に達し心的エネルギーが枯渇した状態をひきこもりと考えれば、ちょっと休んだくらいでは回復は難しい。

 

「学ばないなら働け!」「働かざる者食うべからず!」「同級生の〇〇君はもう就職したらしいぞ!」などの言葉は、もう自分でハンドルを握る気力が無いのですから、絶望へ押しやるだけの介入となるです。

 

 

 

 

親御さんも良かれと思って、子どもの人生を考えて、これまで親業を歩まれてきた事はよく分かります。

だから、SCSのカウンセラーはご相談にいらっしゃる親御さんに(叱りつける様な)ダメ出しはしません。

 

むしろ、これからどうして行くか

このお話をさせていただいております。

 

見守るという名の「放置状態」では、そのままひきこもり状態が継続するのです。

お医者さんが出してくれるお薬は、脳内の伝達物質を調整してくれるだけなのです。

 

だからこそ「親が取り組む」ことが最良の回復方法なのです。

具体的に何をどの様に取り組むか?

 

次回のテーマである「親育ち・親子本能療法」がその方法を教えてくれます。

 

今回の講座では、親が動いたことで起きた驚くべき(昨年の)回復事例をいくつかお話しさせて頂きました。薬も我々カウンセラーも、親が取り組むという力には遠く及ばないのです。

 

 

 

お電話でお問い合わせくだされば、母親講座、おやじの会(父親講座)ともに体験参加が可能(有料)となっております。

今年こそ、我が子の復活のために何かできないか?と思っていらっしゃる親御さん、お待ちしております。

 

スタッフ 桝田智彦

 

 

 

 

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