2018年おやじの会:第5回『重要「反抗・吐き出し・退行」に対応できますか?』

本日は第5回目の父親講座。6月のスッキリとしない空模様にもかかわらず、大勢の皆さんがお越しくださっていました。

開場前からお越しくださっている方もおり、講座に対する期待感が感じられました。

 

実はSCSの講座は初参加の私…(笑)。やや緊張しながらも、参加者のお父様方と同じく期待感を持って臨んでおりました。

 

 

それもそのはず。

本日のテーマは『重要「反抗・吐き出し・退行」に対応できますか?』

「重要」と書いてあったら、何がどうして重要なのか、気になるに決まっています!

 

青年の「反抗」、「吐き出し」、「退行(赤ちゃん帰り)」…。何かどれも、目の前にしたらどうしたら良いか困ってしまう気がしますね。あまり良いイメージが湧きにくい言葉かもしれません。

 

講義前半では、青年の回復に必要な心理的ステップをモデル図で概観しながら、「反抗・吐き出し・退行」が、実際には、本質的には何を意味しているのかについて、分かりやすく理解することができました。

 

こうした心理学的理解を元にすれば、なぜこのステップが「重要」なのかも、なるほど腑に落ちると思いました。

併せて、参加者の皆さんそれぞれの「反抗・吐き出し・退行」についても、一緒に考えていただきました。

 

 

「お金や物を激しく要求する」「今更と思うようなことを繰り返し訴える」など、様々な形の体験が語られる一方で、

継続参加されている方からは「正論(での対応)は意味がない」「子の苦しみが分かった」といったお話もありました。

 

講義後半では、前半とは視点を変え「反抗・吐き出し・退行」について、講師による様々な体験例から、その重要性を学びました。

どうして第三者ではなく親が対応することが「重要」なのか、その対応へのヒント、回復時のポイントなど、具体的でご家庭での役に立つと感じられる内容でした。

 

 

 

今回の講座に参加して、親が正しい理解を得て対応することがひきこもりの回復に「重要」だということを学びました。

 

また、今回ご参加くださった方たちの中には、お父様方だけではなく、お母様や青年の方などもいらっしゃいました。それだけ、講座とその内容の大切さを、色々な方が感じて取ってくださっているのかもしれませんね。

 

しかし一方で、「重要なことはなかなか一朝一夕に」とはいかないものです。親御さんたちにとって、こうした取組みは決して楽な道のりではないということも実感しました。

 

初参加の父親講座は、ひきこもりの正しい理解、回復への取組みのために、多くの発見がある講座でした。

これからも継続して、参加者の皆さんと一緒に学んでいきたいです。

 

 

そして、SCSの講座で得たことを皆さん一人ひとりに活用していただきながら、少しずつでも、着実な回復への道を進んでいってもらえれば、と思いました。

 

スタッフ 鍜治田

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