2019年 母親講座 第2回『親育ち・親子本能療法、5つのプロセス』

新年になって、2回目の母親講座でした。

最近は、新しい方も増えてきて、人が変わると場の雰囲気も変わるのを感じています。

今回のテーマは、『親育ち・親子本能療法、5つのプロセス』でした。

SCSカウンセリング研究所は、前身団体として10年、その後SCSになってから20年の実績があります。

その実績の集大成が「『親育ち・親子本能療法」であり、代表の桝田宏子によって創始されました。

その数々の経験から、回復の道を辿る人達(ご家庭)には、共通点があることに気がつきました。

それは、親が視野や価値観を広げ「どう理解を深めて相対していくか」という取り組みにでした。

この点が非常に大切だということです。

SCSでは親の取り組みなしでは、ひきこもりは回復しないと考えます。

 

 

それを心理学の見地から体系化したのが副代表・臨床心理士:桝田智彦であり、『親育ち・親子本能療法』を分かりやすく、5つの回復プロセスに分けて説明しております。

 

今回、講座で印象的だった言葉があります。桝田宏子代表の言葉です。

「安全な環境だから、症状が出てくる。親を回復していく道具として使う。」

つまり、カウンセラーにひきこもりを治せるわけではないのです。

 

親の創る安心・安全な環境が大前提としてあって、普通に考えると悪いことと捉えがちな症状さえも、ひきこもりの本人の何らかの必要があって、回復の途中として出すと考えます。

ひきこもりは、段階を経て、回復していきます。

 

その最初に必要なのは我が子のこころに「希望」を育むことです。

 

 決して諦めずに、子どもを心から信頼できる親になっていくために、スタッフも一緒に歩んでいます。

 

スタッフ : 坂本崇代

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