2016年度母親講座・第4回目「子は親を支えている・親は子に支えられている」

本日の講座テーマは「子は親を支えている・親は子に支えられている」。

IMG_3572一瞬なんだ!? (ひきこもっている)子どもに支えられているって?…と思われる方も多いかと思います。
しかし、実情は親御さんたちが思うより、はるかに子供たちは親の事を気にしているのです。

楽しい人なのか、世間(世界)の広い人なのか、健康なのか、夫婦仲は良いのか、親戚付き合いは、仕事の状況は・・・書ききれない程親を見ています・気にかけてます。

勿論経済的に支えてるのではありません。

夫婦関係・家族関係含め、様々な事が円滑に楽しく行くように自分(子)が振舞って支えようとしているのです。

(子供が親を実際に)支えることが出来る・出来ないとかいう話ではないのです。

確かに、思考の中に存在しているのです。

IMG_3570そういった子の気持ちを、感じてくれる親とそうでない親がいたりするのです。

この親の質と言いましょうか、ここが、「子供が将来にわたり、自分のことを肯定的に見れるか・否定的に見るかの分岐点」だとも思います。

この事が親御さん自身頭ではなく、腑に落ちるには少し時が要るのも事実です。

スタッフ M.M

 

このテーマで勉強会が進むにつれ、カール・ロジャーズの無条件の積極的関心(肯定的関心をscsが「積極的」変更)と 昭和の天才治療家:野口晴哉さんの、親の役目は絶対的な味方であること:「たとえ殺人を犯しても」 の2大テーマを少年A:サカキバラ事件をお題に話し合ってます。

「子供が殺人を犯したら…」、 親御さんは戸惑いながらも真剣に話しあってました。

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参加者の皆さんが自分の意見を発表されつつ、皆さん「う~ん」を連発。

「肯定しなきゃならないなら肯定するけど」「賞賛は…」と…言葉を選びつつ話す参加者が続きます。

スタッフF:「子供かひきこもってなかったら、SCSに出会わなければ、難しいテーマに真剣に向き合う事はなかったのかな… 」と思ったり。

講師の桝田が、「賞賛とは(子が)”生きようとしていること”に向ける積極的関心である”」と話しておりました。

参加された親御さんの話で「自分の親に軽く吐き出しをしたら、返り血のように自分にかえってきた(やり返された)」と涙を流されておりました。

こういった参加者の姿を見て、子供のための講座が、実は親御さん自身が、”自分の親と自分の関係”を見つめ直す機会になってるの事を再確認した次第です。

スタッフ Y.F

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