2021.4.6 母親講座『月のこづかいは薬。他に年5回のプレゼント。100万円の札束』
コロナの緊急事態宣言が解除され、4ヶ月ぶりに、母親講座が開催されました。
いつもよりは少なめの人数でしたが、初めて参加された方も複数いて、活気に満ちた時間でした。
今回のテーマは『月のこづかいは薬。他に年5回のプレゼント。100万円の札束』でした。
おこづかいをあげるか?あげないか?またどうあげるか?は、相談に来た方に、最初に、よく聞かれます。
「ひきこもりや不登校の子にお金をあげたら、余計にひきこもるのでは…?」と。
ちまたでは、あげない方がいいと言う支援者や医師もいるようです。
SCSカウンセリング研究所では、前進団体10年とSCS23年の活動の経験から、「ひきこもっていても、毎月おこづかいをあげてください」と断言します。
SCSの考え方では、親が子にとっての安心安全な存在になること、そのために無条件肯定をしていくことを大前提としています。
その取り組みを続けると、必ず子の欲求が立ち上がります。
子の欲求とは例えば、〇〇が食べたい、〇〇が欲しい、買いたい、〇〇へ行きたい、〇〇がしたい、などなど多種多様です。
欲求が出てきた時に、もしお金がなければ、欲求は行き場を失い、しぼみ、気力も落ちてしまいます。
もしお金があれば、欲求を叶え、次の欲求が出て…とどんどん膨らんでいき、元気になっていきます。
欲求が出てきて初めて、次のプロセスにも繋がっていきます。
親育ち親子本能療法を生み出した桝田宏子代表は、 「親が育つと子が正直になってきて、
本能が動き出す」「子が生きるか死ぬかを握っているのは親ですが、親はそれを自覚していないことが多い」と言っています。
最近は、桝田智彦著『親から始まるひきこもり回復』を読んでSCSに来てくださる方が増えていま
す。
本を熟読された上で、講座や面接を受けると、親の理解が早く、変化も早いと感じています。
今回久しぶりに講座に参加して、スタッフの私も新たな気づきがありました。
私はカウンセラーですので、日々いろいろな事例に関わっていますが、毎日に追われている感じがあります。
講座の時間は、一旦立ち止まって、自分を客観視するいい機会になりました。
ひきこもりや不登校の方を家に抱えているご両親も、毎日生活に追われていることと思います。
各ご家庭で今起きている事を包み隠す事なく、お互いに共有でき、一息つける時間を過ごしにいらっしゃいませんか…
*コロナの影響もありますので、今後の講座の開催についてはHPをご確認いただくか、お電話でお問い合わせください。
入会前でも1回のみ(1人4400円) 詳しくは→こちら←
初回面接をご希望の方は→こちら←
スタッフ:坂本崇代