親からはじまる ひきこもり回復 〜目次・詳細〜

 

●目次

はじめに

●序章 親育ち・親子本能療法 ~親が取り組めば回復は約束される~

親育ち・親子本能療法とは / 回復するための5つのプロセス / ひきこもりと親子関係①親の価値観 / ひきこもりと親子関係②親が子を守る! / ひきこもりと親子関係③子が親を守る? / 親育ち・親子本能療法の前提「愛の定義」 / 「親育ち」とは自分を変えること? / 親育ち・親子本能療法と不登校 / 《コラム》〜脳研究から考えるひきこもり 〜

●第1章「希望」のプロセス
~絶望から希望へ。必要なのは無条件肯定が作る「安心と安全」の風土~

「希望」のプロセス・目的 / ひきこもり回復には親の参加が絶対条件 / 絶望から希望へ 全ては「親子の信頼関係」から / 親が無条件に見守り理解し付き合える様に「親が育つ」のに何年? / 《事例》 / 重要安心してひきこもらせる 〜マズローの欲求階層説〜 / 安心できないひきこもり環境 / ひきこもりビリーフ(ひきこもりに特有な不合理な信念) / 親の正論はいらない ~百害あって一利なし~ / 脅しや兵糧攻めの無意味さ〜回復データはゼロ〜 / 声かけの大切さ〜何故ゆえに大切か〜 / 無条件の肯定的関心① ~回復の環境を作る安心安全の風土 / 無条件の肯定的関心② 我が子が元気になる魔法の言葉 / 昼夜逆転・パソコン、ゲーム三昧について / おこずかい ~あげるべきか、あげないべきか~ / 兄弟姉妹を回復のプロセスに巻き込まない / 「希望」のプロセス・まとめ

●第2章「意志」のプロセス
~良いも悪いも親が全て聴き取る〜

「意思」のプロセス・目的 / 社会的欲求の始まりと「吐き出し」 / 親を守ってきた我が子の気持ちに気がつき・寄り添えるか / 親のせいにして復活して行くもの / 悪化してしまったの?〜神経症の始まり〜 / 無条件の肯定的関心③落とし穴 / 《事例》 / 親の正念場〜本当にこのやり方で正しいのか?〜 / 《事例》 / 「親が育つ」むずかしさ。 / 衝動・暴力と性に対する親の姿勢 / 性に対する親の姿勢 / 混乱・錯乱で入院ということもある / 《事例》 / 退行の現実と親の引き受け方 / 《事例》 / 重要あてになる親。親の成長、広がる価値観が子の世界を広げて行く / 日々新た!言の葉を追いかけず、家族の一員として接する / 重要無条件の肯定的関心④ でも・だけど・たら・れば・しかし・良かれ言葉の罠 / 夫婦のコンセンサス。子が自分の気持ちに正直になる時期。 / 子が主役。親は信じて待てるか?誰の焦りか?問われる親の精神力 / 「絶対働かない宣言」は回復の兆し?サインの読み解き方。 / 親のあり方、親の人生優先か自己犠牲か。我が子へのコミット濃度 / コラム 回復期・心身が反応して出す。微熱・高熱は回復の目印 / 「意思」のプロセス・まとめ

●第3章「目的」のプロセス
~少しずつ始まる行動~

「目的」のプロセス・目的 / 働きたいと働かねばは、全く別物 / << 快話法① >> / 働くことの前に「遊び」をすることが大切 / 失敗が見えていても、先手を打たない / 頼まれたサポートはどんなことでも笑顔で引き受ける / 家を安全基地にする / 逃げる・避ける・断る・やめる事の大切さ / ちゃんとひきこもる大切さ〜ちょっと動いたらすぐ疲れる数年間。気力・体力をつけていく大事なプロセス〜 / 「転ばぬ先の杖」の投げ方 / 当たり前のことを当たり前に褒める大切さ① 「ストローク」/ 《事例》 / 指図はいらない、育むべきは「欲求感」 / 本人にとって回復する理由。「生きる意味」が浮き彫りになる / 「目的」のプロセス・まとめ

●第4章「有能性」のプロセス
~自分はやっていける。時々、弱音。チャレンジの連続~

「有能性」のプロセス・目的 / 本格的な社会参加へ / ここでの社会参加を、まだ回復としない意味 / 弱音を大切に扱う〜外在化作用〜 / << 快話法②>> / 親の心配りが、我が子を救う(事例カットするか) / ノーと言えて初めて自立、人に頼れて一人前 / << 快話法① >> / 本人がカウンセラーの知恵と力を借りることも / 生きる本能とトラブルはハッピーセット / アドバイスは求められてもすぐには答えない / 「有能性」のプロセス・まとめ

●第5章アイデンティティの獲得へ向かう
~自分は自分で良い。そして社会からもそう思われているという確信~

「アイデンティティ」のプロセス・目的 / 自分は「自分で良い」と思える尊さ / 自分を信じる力、他者と揉める力、助けを求められる力 / 自己実現に向かう / 親も子も愛と信頼と自立の人生を / 「アイデンティティ」のプロセス・まとめ

●回復した事例と8050問題

《事例》 / 《事例》 / 《事例》 / 《事例》 / 8050問題、親が残すべきもの / 《事例》 / 《事例》

●終わりに

支援者の皆様へ / 筆者からのごあいさつ / 引用文献・参考文献

著者 桝田智彦(ますだ・ともひこ)
出版社 株式会社 ハート出版
仕様:頁 305ページ
価格 2,000円(税抜)
発売日 2019.3.28
AMAZON:取扱予定日:2019年4月1日〜4日予定
首都圏書店:2019年3月29日〜4月1日