2017年度 第1回 母親講座 「ひきこもり!SCSでは親の取り組みは必須」

本日は2017年度の母親講座新年度のスタート。

IMG_2727sひきこもり!SCSでは親の取り組みは必須」…SCSのお母様方にとっては当然であるこのタイトルでも多くのお母様方がご参加くださいました。

 

スタッフの全員挨拶から、一人3分間の持ち時間で” 青年(お子さん)の近況と親の思い “を代わるがわる語っていただくコーナーへ。

  • 「神経症症状が出ていて子も親も大変な思いをしていてどうしたら良いのかいいのか分からない」と語る(SCSに初参加)お母さん。
  • 「SCSに来て半年、他の機関も利用してパニック症状を克服し、夢に向かって動き出した!」と語る10代の子を持つお母さん。
  • 「(子に)1年近く外に出されていたが(子に)呼び戻された」と語るお母さん。
  • 「子は未だじっと静かにしている。まだまだ自分の成長が足らないから?」と語るお母さん。
  • 「病院や相談所など色々と通ってみたけど、親が育つことでしか(ひきこもっている我が子は)変わらないと実感した」と言うお母さん。
  • 「夫は薬飲めばいいと行っているけど、それだけで治ると思えないから来ている」と話されるお母さん。
  • …etc

お母様方の口から語られる実に様々な思い。

これらを聞いていると我々も日々精進し、より役立てる様にと思うばかりです。

 

後半は、桝田代表に(復活した青年やそのご家族から)届いた今年の年賀状が多く紹介されました。これには様々な意味がありますがその一つを書きます。

ひきこもり支援はアウトカム(結果)をどこに設定するか?と言うのが非常に難しいのが現状であり、

  1. 本質的復活:真に安心の中で復活してSCSを卒業され、自己実現(なりたい自分になる)した・もしくは自己実現する最中」を一つのアウトカムとするか。
  2. 就労フレームの支援施設で課程を修了し、就労リーチ後、3日でやめようが、息も絶え絶え1年続こうが一件のアウトカムとするか。

IMG_2726s実に幅広いのです。

そして当然ながらSCSがアウトカムと設定するのは前者、自己実現なわけです。

ひきこもりの復活のために、最初に動くのは(ご本人でなくて)親になるのが現状であり、親がこういった事をよくよく考えて相談先・支援先を選ぶことは子の将来に関わる重要な視座です。

 

紹介された年賀状には、(超難関)国家資格を取って活躍されている、結婚して子供もできて幸せにやっている、決して高給取りとは言えないがマイペースに充実した日々を過ごしている、復学して卒業されたetc…まさに自己実現。

 

親も子も共に成長する、そんな自己実現への道を一緒に参りましょう。

 

スタッフ 桝田智彦

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です