2018年おやじの会:第3回 『親の自己防衛、腹をくくる、さらけ出し度』

今日のテーマは『親の自己防衛、腹をくくる、さらけ出し度』。

これまた、よそでは見ないユニークかつ難解なテーマですね(笑)。

 

人間という生き物は、そもそもストレスがかかると自己防衛的になりますし、それが自然だと思います。

 

 

 

 

SCSの「親育ち・親子本能療法」で取り組むと、我が子の欲求の蓋が開きだしたりします。その勢いは疾風怒濤とも言える強いものであり、親からすると人によっては「ストレス」と感じる方もいらっしゃる。

 

そのストレスに晒された時、親が自己防衛の世界に逃げ込んでしまうのか、他でもない我が子のことだから腹をくくって受け取ってみるかと思うか。

 

この葛藤(怖さ、辛さ、自分の価値観とは違う戸惑い)を配偶者やカウンセラーに素直に相談したり、曝け出すかのように伝えられるか。

 

こんなこと1つひとつの親の積み重ねが、ひきこもる我が子を変えて行く本物の礎となって行くのです。

 

たまに、よそ様の講座を聞きに行くので須賀、本当によく耳にするのが「きっかけがあれば、彼らは変わっていきます!」という言葉。

 

 

 

 

この言葉って物凄く都合が良い気がしなくも無いのが正直なところです。そんなきっかけが本当に容易くあって、かつ変わって行くのであればひきこもりの問題はここまで深刻化していないのです。

 

私は「きっかけ」を否定しません。ただ、そのきっかけを探してあげるのも親御さんであって欲しいし、もしくは一緒であって欲しい。なぜならば、そのきっかけすら掴みに行く力がまだ無いことが多いから。

 

この日の講座は「親が自分の世界から出て、なりふり構わず我が子のサポートをした親御さんの事例」が桝田代表から語れました。

この事例でも、親の力強いサポートを受けて復活した青年の今の回復と安定感は目の見張るものがあります。

 

こういう事例であったり、その事例を聞いた後の参加者のディスカッションだったりが、頼れる親=我が子をひきこもりから回復させることができる親になって行くのです。

 

スタッフ 桝田智彦

 

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